新宿ゴールデン街!自分をLeicaで切る!
新宿で飲むことが好きな方なら一度や二度は行ったことがあるゴールデン街。
最近では火事報道でチョイ有名になりました。
30年ほどくらい前からでしょうか、この界隈を徘徊し始めたのは! 徘徊?30年前のゴールデン街?
飲むというよりは「変な街だな」という珍しさが勝ってライカ片手に徘徊した。
70年代の新宿・・・ピース、自由、ディスコ、ハマトラ
ゴールデン街のすぐ近くには花園神社、70年後半の花園は唐十郎率いる赤テント、また「アングラ」という言葉が流行った、サイケデリック、ボヘミアン、イブサンローラン、山下洋輔トリオ、新宿ピットイン、300円の三本立て映画、危ない街、新宿・・・。
当時のゴールデン街といえば薄暗く、目を凝らさないと歩けないくらい本当に暗かった。そんな通りに、これまた目を凝らさないと見えないくらいの・・・!いろんな方がいました、色んなことを教わりました。酒の注ぎ方、飲み方、年上の方との付き合い方・・・。
でもあしげに通えばこんな小僧でもおとな扱いしてくれる、暖かい街でした。
昼間にシャッターを切れば「あんた、ここを何処だと思ってんの・・・」なんて叱られてみたり・・・ま!色々と教わりました。
いつもLeicaを下げていた、カメラを顔に近づけるだけで色々言われるからファインダーを覗くのも嫌になった時期もある。
ゴールデン街の流儀というか、これ以上は踏み込んではいけないよ!みたいなことも暗黙の約束事ようなものもあった、それを教わった気がする。彼ら彼女達の生活の場でもあるからよくわかる。
でも今ではファインダーを覗いて堂々とシャッターを切る!私はゴールデン街を撮っているのでない、ここに集まる人を撮っているのでもない!
自分の思い出を切り取っているんだ!