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肖像権とは?「撮る側と撮られる側の信頼関係があってこそ・・」気持ち良く撮影が出来、さらには素晴らしい写真が出来上がる、そしてその一日がとてもいい気分で過ごせる!

肖像権とは何か?・・・難しい話はしません。

アマチュア写真家の方も趣味で写真にのめり込んでいる方も特に人物やスナップ、街中で撮られる方は、この「肖像権」というものに個人差はあれども「気になる話し」ではないかと思います。

私が会員となっている公益社団法人日本写真家協会」においても肖像権に関する勉強会があります。

写真仲間からよく聞くのが以前と違い人がいる街中でのスナップ撮影が難しくなった、人物にレンズを向けると何か、言われるのではないか・・・など気になって仕方がない・・・。確かに最近「肖像権」とか「個人情報」「プライバシー」などこういう言葉を聞く機会が多くなりました。

だからと言って街中でスナップや人物を撮ってはいけないのか?と言うとそうではありません。写真を撮る時にあれをしてはいけない、これをしてはいけない、確かに制約はあります、しかし、撮る側(撮影者)と撮られる側(被写体)の信頼関係が成立すれば何ら問題はありません。

憲法第21条に「表現の自由というものがあり・・これを保障する」一方で憲法13条には「個人の・・・その承諾なしにみだりにその容ぼう・容態を撮影されない自由を有する・・・」難しいことはさておいて、ここでお話しするのは「撮る側と撮られる側の信頼関係があってこそ・・」気持ち良く撮影が出来、さらには素晴らしい写真が出来上がる、そしてその一日がとてもいい気分で過ごせる!

要は撮る側のマナー・気遣い一つで人物スナップの可能性は無限大にあるということです。私自身、以前、こんなブログ(下)を書きました!

⑴旅をしながら撮影する際に気をつけなくてはならないことがある。カメラを人に向け撮影する場合だ、そこで生活している人々のことを考えて撮影しなくてはならない。

お金をかけて時間を遣い観光に来ているのだから!もう二度とこれないかも知れないから!再び会うことも無かろう!なんでもかんでもレンズを向ければいい!そこで生活をしている人々はそれが慣れているから気にする必要もないだろうという勝手な解釈がある。これは撮る側のエゴに他ならない。

一声かけてジェスチャーなり、簡単な現地の言葉で「いいですか」と了承を得るだけで、また一味違う写真になる、それに応えて相手がニコッとするだけでも旅のいい思い出になる。旅とはそういうものだ。

これは海外に限ったことではなく日本でも東京でもご近所でも同じだ。

 

ゴールデン街!今は見ての通り「明るいゴールデン街」です。

当時のゴールデン街といえば薄暗く、目を凝らさないと歩けないくらい本当に暗かった。そんな通りに、これまた目を凝らさないと見えないくらいの・・・!いろんな方がいました、色んなことを教わりました。酒の注ぎ方、飲み方、年上の方との付き合い方・・・。

でもあしげに通えばこんな小僧でもおとな扱いしてくれる、暖かい街でした。

昼間にシャッターを切れば「あんた、ここを何処だと思ってんの・・・」なんて叱られてみたり・・・ま!色々と教わりました。

いつもLeicaを下げていた、カメラを顔に近づけるだけで色々言われるからファインダーを覗くのも嫌になった時期もある。

ゴールデン街の流儀というか、これ以上は踏み込んではいけないよ!みたいなことも暗黙の約束事ようなものもあった、それを教わった気がする。彼ら彼女達の生活の場でもあるからよくわかる。

でも今ではファインダーを覗いて堂々とシャッターを切る!私はゴールデン街を撮っているのでない、ここに集まる人を撮っているのでもない!

 自分の思い出を切り取っているんだ!

 

私も撮影している時に「撮らないでください」「なぜ?撮るんですか」こういうことを言われることがあります、また口には出さないが「撮られることに嫌な顔をする」、こういう場合、「撮らないでください!」「・・・嫌な顔をする」こういう時は済みませんと一言、すぐにカメラを下ろします。「なぜ?撮るんですか」と言われた時は目的を明確に告げます。大事なのは「なぜ?あなたは私を撮るのですか?」ここを持っていることです、そうすれば即座に相手に目的を伝えることができます。あとは相手に判断を委ねます。

以前、銀座での出来事です、いつものようにライカを下げて撮影していました、素敵なオープンカフェで二人の外国人男性がお茶をしていました。雰囲気がありスーツもおしゃれに着こなしていたので「撮っていいですか」と簡単な英語で聞きました。一人の男性は「いいよ」と笑顔、しかしもう一人は「怪訝そうな表情」、「いいよ」の男性が「君も一緒に撮ってもらおうよ」と急かすが、やはり嫌なようです。私はこういう場合、撮りません。二人の雰囲気が素敵だったために声を掛けました。折角の楽しいひと時をお邪魔したことに「ペコっ」と頭を下げ笑顔で去りました。

すぐ近くのライカ銀座に寄ってから、また戻り先ほどのカフェの前を歩いていたら、二人の男性がまだお茶をしていました。目があったので「先ほどは済みません」的に軽く会釈をしました。そうしたら一人が「二人の写真を撮ってくれよ」と言ってきました。

「彼は人見知りだから、さっきは照れていたんだ」そんな感じでした。気持ち良く撮らせてもらいました。大事なことは引くときは謙虚に引く、言葉と表情!で明確に相手に気持ちを伝えることです。

 

つい最近の話です、ある休日の夕刻、近所の路地裏っぽい通りで撮っていたら通りがかりの居酒屋の軒先で、すでに出来上がっていた女子2名?に発見され「私を撮って撮って」とピースサインを送られ・・・パシャパシャ! 

うーん!?ところで誰だっけ? 私自身、よくこういうシーンに出くわすことが多い、こういうシーンとは「撮ってください」と言われることです。勿論、私のカメラだけでなく相手のカメラで撮ることも多い。

こういう場合は心の中で「喜んでお撮りします」、そしてニコッと笑いこちらもピースサイン!これで私と彼女たちの間に「撮る行為」において信頼関係が生まれています。

二人の女性も「撮って撮って」と言いながら、私がシャッター切った1秒後にはグワッとジョッキを開けていました、俺は酒の肴かい!ギョギョ!もう一つギョ!

それが下の一枚です。Leica Mモノクロームに70年前のレンズを装着しているので、ピントが甘いですが、お二人の綺麗な女性はそれらしく写っています、とても仲が良いのでしょう、笑顔も素晴らしいです。お会いするのも初めてですが、このようにあっけらかんに「撮って撮って」と言われることは私にとっては大変嬉しいことで光栄なことでもあります。写真をやっている方なら皆そう思うはずです。

この日に購入した70年前の中古Leicaレンズで初めて撮ったワンショット、私自身も感激です。こんないい写真が撮れるなんて思ってもいませんでした。

これこそスナップ写真の醍醐味と思います。

しかし私は彼女たちにこの写真をブログに公開するなど了承も取り付けてはいません。え?そんなんでブログに載せていいの?・・・。

さて皆さん、これ大丈夫なのでしょうか?次回にまたお話しします。

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さて可愛いわんちゃんですね!ペットに肖像権はあるのか?また「可愛いから撮りました!困ります、うちのわんちゃんはCMや雑誌に出ているので撮らないでください」

こういうケースがあります。

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これはあるジャズバーです、事前に店のオーナーと本人に了承を頂きました、店の中で写して欲しくない場所もあります、勿論お客様も同じです。

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これは代官山での一コマです。撮らせてくださいとお願いし快く受けていただきました。しかし、撮らせてください!とお願いし、もし「なぜ?撮るんですか」と聞かれたら、「実は代官山で働く若者達を撮っているんです!」と答えます。「撮った写真はどうするんですか?」聞かれたら「私のブログにあげたり写真展で使いますがよろしいですか」という答えを用意しています。

1年ほど前の写真です、しかしブログに公開するなど了承は得ていません、果たしてどうか?但し、撮影した数週間後に代官山に行く用事がありましたので、この写真を額縁に入れて直接、彼に手渡しました、勿論、撮る側と撮られる側の信頼それ以上のことはありません。

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これは部下の結婚式の一コマです。おめでたい席だから誰でも撮っていいということはありません。ましてやブログに載せますなど事前に了承も取り付けていません。

新郎を祝う二人の女性、同級生でしょうか?一人は正面から、もう一人は横顔ですが、素敵な一コマです。どちらも「誰であるか」特定ができます。私はお話しもしていません、さてこれはどうなんでしょうか?

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人形です、この店の店主に似せた人形でしょうか?私はどういうキャラクターの人形か知りません。ひょっとするととても有名な人形かも知れません、さて勝手に撮ってブログ公開しました、海外のことだからいいでしょう?本当ですか。

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美しい女性二人が楽しそうにお茶をしています、旅の思い出にと撮りました、勿論、撮っていいですかなど聞ける雰囲気ではありません、これどうですか?

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このスナップは群衆でなく、このカップルを狙い撮りしています、撮っていいですかなど一言もありません、なんで俺たちの写真を・・・と言われたら、どう思われますか?

この場合は「群衆か、それとも個人か・特定の少人数か」という問題になります。

群衆・・・大勢の人が集まる広場など不特定多数の人がいる場面の撮影は何ら問題ありません。しかし、これは明らかに中央の二人を狙い撮影しています。

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これはどうですか、右のお二人を撮った訳ではありません、あくまで街の雰囲気を撮影しました、その中に写っていました。

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